VR(Virtual Reality)やら、IOTやら話題になる今日この頃、東京秋葉原でUnityの主催するVRコンテンツの展示会が先週開催されたので、行ってきました。 自分もunityを使っているのでかなり興味をもっていました。
現在発売されているVR機器は主に3つ、OculusVR, HTCVive, GearVR、があります。大きな違いは、OculusVRとHTCViveはPCにつなげて使用するのに対し、GearVRはスマホ(Galaxy)を機器に挿入し、Galaxyを画面として利用します。また、レンズのついた段ボールにスマホをセットしてVR体験ができる箱スコもありますね。今回のVR EXPOではOculusVRとHTCviveがほとんどでした。
なかなか人気のイベントで、どの展示も体験するのに順番待ち状態でした。
浮遊系はオモシロイ
展示の全てを体験はできなかったのですが、以外と面白かったのが、秋葉原の街を浮遊しながら、浮かぶ風船を割っていくゲームでした。ビジュアルはそれほど作りこんだ感じではなかったのですが、浮遊感がめちゃめちゃ楽しく、ハマりました。
開発者の方に話を伺ったのですが、入力装置を工夫したようです。というのは、OculusVRは入力デバイスとしてOculusTouchをOculusVRと同時に発売すると発表していたのですが、OculusTouchは発売延期になり、未だ発売されていないこともあり、入力方法をどうするのかということに対して混乱があるようです。
また、これはHMD全般にいえることなのですが、プレイヤーの視線の方向と実際の進行方向は異なるため、HMDに内蔵されている位置/姿勢センサ以外の入力が必要になります。このゲームでは、リュックを背負って、回転する椅子に座って体験するのですが、何とリュックの中にはプレステのコントローラが入っていました!また、イスにも回転を知るためのエンコーダのようなものがついていました。かなり入力に関して試行錯誤されたことが見てとれました。
しかしながら、開発者の方曰く、逆に正規の入力デバイスがないことで様々な入力装置の工夫が生まれ、発展できるのではないかということでした。
まとめ
全体的な感想としては、かなり作りこまれたものから、単なるVRのデモみたいなものまでバラバラで、VRは技術、環境としてはかなり整ってきたが、コンテンツとしては、まだ発展途上、試行錯誤の段階だな、ということを感じました。これがブームとして終わらずに、1つのコンテンツとして成長していってほしいなと強く思います。