明けましておめでとうございます。 しぐでございます。本年もよろしくお願いします。 早速ですが、今年一発目のスプーキーズボードゲームマガジンでございます。 今回「さすらば汝は恵まれん」の制作秘話について、 ボードゲームディレクターのてらしーに伺いたいと思います。
それではどうぞ!!
ボードゲームを作ろうとしたきっかけはございますか?
ボードゲームが、というよりゲームが好きだからです。 ボードゲームは特にわかりやすいですしね、あとは考えるのが好きなところです。 1人ではなく人と対戦するのがまたいいところだと思います。 また、社内にもボードゲーム好きなスタッフが多く、 よく会社の呑み会のあとに遊んだりしていたのですが 去年の2月に「オリジナルのボードゲームを制作してイベントで出そう」という話になりました。 そこで3月に淡路島でボードゲームの合宿をしまして、4チームでそれぞれ考えたボードゲームを プレゼンし、その中で選ばれた一つがプロトタイプ版の「さすらば汝は恵まれん」でした。 ボードゲーム開発合宿にて
「さすらば汝は恵まれん」を思いついた経緯は?
購入された方の中でTwitterで「ゲーマー向けのゲシェンク」というコメントをもらいましたが、 確かに企画していた時は、まさしくゲシェンクにハマっていた時期でしたね。 もう少し考える余地が欲しいと思ってこのゲームができました。
製作にはどのぐらいかかりましたか?
ルール自体はのちに追加したルール含めて、 合宿での4時間ぐらいで完成していたと思います。 ゲームとしては世界観やデザインなどを整えるのに、そこから三ヶ月以上かかってます。 追加した上級者向けルール
作る上でなにを大切にしていましたか?
面白いか否かです。 自分が仮にゲームのルールを聞いて面白いと思えるものを目指しました。 自分がルールを聞いて面白いと思うゲームを作りたかったし、 自分が納得するゲームを作ることを大切にしています。
その上でのこだわりはありますか?
一見して勝ち方が分からない、一筋縄ではいかないルール、 といった何度もやりたくなるようなゲームを目指しました。 そうすることで、自分の努力によって勝ちに近く楽しさがあり、 勝った時の達成感をより感じることができると思いました。 ゲーム全般、そうなんですけどね。
制作するうえで苦労した点、反省した点はありますか?
初めてのボドゲ作成ということで、コンポーネント(部品)のデザインに苦労しました。 デザイナーさんもかなりジェンダーに対する意見や見え方だったり万人ウケするかどうか、 というあたりのこだわりが強く、苦労しましたが、ちょうどいい感じになったと思います。 中でも苦労したのがアイドルのカードです。 デザイナーさんがアイドルが嫌いな方でどこに着地点を持っていけばいいのか苦労しました。 しかし、さすらばのコンセプトはお布施(寄付)という コンセプトはずらしたくないという思いがありました。 アイドルが好きの寄付は象徴的であると考え、ここの軸はずらさずに貫きました。 また、コンポーネントがカードのみとなってしまっているのを悔やんでいます。 細部にまでこだわったカード
今後の意気込みとプレイされてない方へ一言お願いいたします
できるなら、もう少し人数多くてもプレイできるように拡張版として色を増やしたいですね。 ルールの調整やデザインも必要なわけですが、 続編の売り方だったりと実験的な意味もありやる価値はあると思います。 記念すべき作品第一号ということで、じわじわと売れてってほしいと思います。 デザイナーさんも私も、皮肉が好きなような性格のようだったので 色々と要素をふんだんに取り入れています。 そこも楽しんでみてください。 youtu.be youtu.be