スプーキーズの中の人。

スプーキーズの中の人が徒然なるままに、垂れ流します。

ヒマラヤのIT事情、栗城史多インターネット生中継

昨年11月からスプーキーズでアルバイトをしている小谷です。 入社9ヶ月目にして、じつはブログ初投稿なので、自己紹介からさせていただきます。

「エンジニアです」というのも恥ずかしい下っ端です。 アルバイトとして入社したのですが、入社早々に実力がばれてクビ!! というところを、インターンとして居させていただくことになりました。

その間、javaの書き方やデザインパターンを4ヶ月ほど勉強しました。 入社したときは、オブジェクト指向もよく分かっていなかったのです。 そして、6月にアルバイトに復帰しました。 復帰したときは、それはもう嬉しかったです!! 貯金がじりじり減っていましたが、復帰した日には、久々に肉を買いました。

javaの勉強をしていたこともあり、仕事内容は、strutsによるフィットネスクラブ管理システムの保守でした。 最近はcakePHPで作られた学校情報サイトに携わっています。 家でもwebスクレイピングのコードをいじったりしていますが、相変わらず未熟です。

こんな私ですが、実は大学生で情報系の学科に所属しています。 情報系でプログラムはばっちり!のはずが、部活動で登山にのめりこんでしまい、このていたらくです… 今日は、その部活動で行ってきたヒマラヤでのIT事情について、書かせていただきます。

世界最高峰のエベレストなど、数々の高山を有するヒマラヤ山脈は、中国チベット自治区とネパールの間にあります。 どちらの国からでも行けますが、空港から山脈までの距離が短いネパールまで飛行機で行き、バスでふもとまで行くのが一般的です。 ネパールの首都であり、国際空港があるカトマンズは、ネットカフェがいたるところにあります。 なので、市街地であれば、どこからでも、インターネットを使用することができます。 ところが、山に入ると、そうはいきません。 日本であれば大抵の山は携帯の電波が入るので、それで、通信できます。 ヒマラヤでは、どうするかというと… 衛星通信です。

この時は、非常用の衛星携帯電話と、インターネット用のインマルサットBGAN端末を持って行きました。 なぜヒマラヤからインターネットに接続する必要があるのかというと、気象情報を取得したり、支援して下さった方への現状報告を主とした広報のためにブログを更新するからです。

このBGAN端末が不安定で衛星を捉えることが一苦労です。電気はガソリン発電機を用いるので限りがあり、無駄にできません。衛星通信も時間制で料金が発生します。速やかに接続して、通信を終えるために、みんなで協力する一大イベントです。

端末も高価で、通信費用も莫大にかかるのですが、それ以上に多くの方に寄付や支援をしていただいているので、ブログによる情報発信はとても意義のあるものでした。 最近では栗城さんのような方が、ヒマラヤから動画を配信されています。登山は観客が存在しないので、一般の人には見ることができず、閉じられた世界で完結しがちです。しかし、今後、このようにITを活用することにより、多くの人に共有できる可能性があります。 栗城さんは、「単独無酸素」という言葉遣いの面では批判されていますが、冒険の共有という面では、革新的なことをされていると思います。

あまり業務と関係のないことを書いてしまいました。 読んでいただき、ありがとうございました。